社会と次世代を担う若者を支援します。

研究費助成公募

*趣旨:
近年、科学研究費の配分状況の変化に伴い、公的資金によるサポートを得難い研究分野・学問領域が増えており、同分野の研究者は研究の継続が困難な厳しい状況に直面しています。社会的意義あるいは学問的意義は大きいものの公的資金を得難い分野内容、一度失われてしまうと取り戻す事が難しい分野を対象の中心として研究費の助成公募を行います。具体的には、分類学や生態学、自然保護など生物多様性や環境保全に関連する分野を対象の中心とします。人文系の学問領域は対象外とします。科研費の基盤C・若手研究を補完する位置付けです。選考時に評価が同等の場合には、若手研究者からの申請を優先します。

*新型コロナウイルス影響への対応について:
研究計画の変更、助成期間への配慮など個別に相談に応じますので、担当者までご連絡ください。

*2021年度公募期間:
2021年4月15日(木曜日)〜6月14日(月曜日)

*募集件数:
100万円x6件
50万円x4件
(申請状況に応じて、採択件数を調整することがあります。)

*助成期間:
2021年度末まで。
ただし、2022年3月1日までに「延長願い」を提出し承認を得た場合、2022年度末まで繰越可能です。
詳しくは「2021年度 研究費助成公募要項」をご参照ください。

*申請資格:
次の条件をすべて満たすことを申請資格とします。
1) 原則として、e-Radに「科研費の応募資格あり」として研究者情報が登録されている事。
(登録がない場合の扱いについては「2021年度 研究費助成公募要項」をご参照ください。)
2) 科研費を含む競争的資金で、不正行為により「交付対象外」となっていない事。
3) 特定の競争的資金等による雇用で、雇用元の研究費の業務について専従契約を結んでいる研究者の場合、応募資格の有無は契約状況によって異なります。「2021年度 研究費助成公募要項」を熟読の上、ご判断ください。
4) 2021年度に研究代表者として外部資金を受給していない・受給内定していない事。
5) 当財団の研究費助成を受けた研究者は、採択年度の翌年度は応募できません。
6) 申請者の国籍は問いませんが、日本で研究している事が必要です。
7) 年齢、職位による制限はありません。
申請資格の詳細は「2021年度 研究費助成公募要項」をご参照ください。

*応募方法:
当ページより「研究計画書1」「研究計画書2」をダウンロードし作成してください。
作成した「研究計画書1+2」のPDFをメールにてご提出ください。
提出先メールアドレス:research-grant@nakatsuji-ff.org
詳細は「2021年度 研究費助成公募要項」をご参照ください。

*審査方法:
当財団の理事・評議員、及び外部審査員で構成される選考委員会において決定します。

*採択通知:
2021年7月下旬頃に採択の可否によらず、すべての申請者へ審査結果をメールにて通知します。

*応募に際しての注意点:
1) 応募可能な課題は研究者1人につき1課題までです。
2) 研究代表者の中途変更は認めません。また研究分担者は設けません。
3) 間接経費について、事前に所属機関の外部資金受け入れ担当部署にご確認ください。
4) 特定研究員など職務上の身分が、所属機関において研究者指定の助成金・寄付金の受け入れ対象外の場合、その研究者が所属する研究室主催者を指定して助成金を送金します。
該当する場合は、研究室主催者の了承を得た上でご応募ください。
5) 雇用元の研究費について専従契約がある研究者の場合、業務時間外に自ら主体的に行う研究が認められている事を確認の上、ご応募ください。
6) 「研究費事務処理要項」の「1. 申請前に確認が必要な事項」もご参照ください。

*採択後の流れ、助成金の使用に関する注意点:
「2021年度 研究費助成公募要項」及び「研究費事務処理要項」を熟読の上、ご対応ください。

*研究費助成公募に関するお問い合わせ、各種書類の提出先:
research-grant@nakatsuji-ff.org
までお願いいたします。

*各種様式:
2021年度 研究費助成公募要項:2021年度 研究費助成公募要項
研究計画書1:研究計画書1
研究計画書2:研究計画書2
研究計画書1+2(完成イメージ):研究計画書1+2(完成イメージ)
研究費助成事務処理要項:研究費助成事務処理要項
延長願い:延長願い
異動届け:異動届け
助成金使用内訳変更届:助成金使用内訳変更届
研究報告書:研究報告書
業績報告書:業績報告書

*各種様式を取得できない場合、research-grant@nakatsuji-ff.org までご連絡ください。

*2021年度採択課題:
<100万円助成>
・宮本 圭(一般財団法人 沖縄美ら島財団総合研究センター、研究員)
「中深層性魚類における生物蛍光の役割を探る」
・山梨 裕美(京都市動物園 生き物・学び・研究センター、研究員)
「絶滅危惧種の心身の健康を評価するための行動モニタリング手法の開発」
・藤本 真悟(琉球大学、研究員)
「メダカ野生集団における生活史の適応進化に関する候補遺伝子の探索」
・田中 愛子(名古屋大学、研究員)
「サツマイモ栽培種の進化におけるT-DNA領域の意義」
・山口 忠則(九州大学、※大学院生)
「平衡石の微量元素と海洋数値モデルを用いたスルメイカ移動生態の解明」
(※Ph.D. を所持し主体的な研究実績があるため応募資格を有すると判断しました。)
・井筒 ゆみ(新潟大学、教授)
「発生過程における上皮器官形成に働く新規自己免疫システム」
・角田 智詞(福井県立大学、助教)
「遺伝子応答から迫る植物防御における防御価値が異なる器官の連携」
<50万円助成>
・鈴木 聡(神奈川県立生命の星・地球博物館、学芸員)
「体毛の窒素・炭素安定同位体分析に基づく中小型食肉目動物の生態的地位の定量的評価」
・脇 司(東邦大学、講師)
「国内外来種のカタツムリに寄生する吸虫の由来検討と、その吸虫の蔓延状況把握に関する研究」
・グスタボ サンチェズ(広島大学、助教)
「アメリカオオアカイカの特異な進化の軌跡」
・花原 望(一般財団法人 沖縄美ら島財団総合研究センター、研究員)
「小型魚類イソハゼ属の多様化プロセスの解明」

*2020年度採択課題:
<100万円助成> 採択枠の増加は申請件数に依ります。
長太伸章(国立科学博物館 特定非常勤研究員)
「博物館収蔵陸貝類標本を用いたDNA解析手法の確立」
和仁良二(横浜国立大学、准教授)
「絶滅生物アンモナイト類の生活型変遷の解明」
野呂和嗣(大阪府立環境農林水産総合研究所、任期付研究員)
「マイクロプラスチックの極域環境汚染ポテンシャル評価」
“Photolysis of polycyclic aromatic hydrocarbons adsorbed on polyethylene microplastics” Mar Pollut Bull. 2021 Jun 2;169:112561.
羽生田岳昭(神戸大学 内海域環境教育研究センター、助教)
「南方系ホンダワラ類の分布拡大過程の解明及び系統分類学的研究」
宮崎淳一(山梨大学、教授)
「希少生物の保護と環境保全 -ゲンジボタルの集団遺伝学的解析-」
松尾(黒田)実加(北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター、特任助教)
「イルカ発音器官の周波数応答測定によるクリックスのNBHF化機構の推定」
岡本朋子(岐阜大学、助教)
「植物は隣人の花の匂いを受容し応答できるか?」
前川匠(大阪市立自然史博物館、学芸員)
「絶滅生物の古生態の解明:コノドントの食性についての考察」
“Smithian (Olenekian, Early Triassic) Conodonts from Ammonoid-Bearing Limestone Blocks at Crittenden Springs, Elko County, Nevada, USA” Paleontological Research, 25(3):201-245 (2021).
<50万円助成> 採択枠の減少は申請件数に依ります。
工藤愛弓(摂南大学、助教)
「捕食圧と性淘汰圧がヒメシュモクバエの形態・行動・生活史に及ぼす影響の検証」
田中健太(東京理科大学、助教)
「環境調和を指向する可視光をエネルギー源とした生物活性物質の合成」
“Visible-light-induced [4 + 2] cycloaddition of pentafulvenes by organic photoredox catalysis” Org Biomol Chem. 2020 Oct 21;18(40):8074-8078.
田川一希(宮崎国際大学、講師)
「食虫植物モウセンゴケ属における花閉鎖運動の適応的意義の解明」

*2019年度採択課題:
<100万円助成>
大庭伸也(長崎大学、准教授)
「絶滅危惧種タガメの産卵場所選択および捕食率の場所間比較」
岡田令子 (静岡大学、講師)
「恒温動物への進化を裏付けるための両生類の低温環境に対する内分泌学的な適応機構の解明」
飯田敦夫 (京都大学、助教 > 2019年10月より名古屋大学、助教)
「グーデア科胎生魚胎仔の栄養吸収組織における高分子取り込み経路をライブイメージングにより解析する」
“Histological observation of the reproductive system in a viviparous teleost Xenotoca eiseni Rutter 1896 (Cyprinodontiformes: Goodeidae)” Anat Histol Embryol. 2021 Jan;50(1):161-168.
“Cubam receptor-mediated endocytosis in hindgut-derived pseudoplacenta of a viviparous teleost Xenotoca eiseni ” J Exp Biol. 2021 Jun 25;jeb.242613.
河野暢明 (慶應義塾大学、特任講師)
「クモ造網行動における糸の作り分け機構の分子生物学的理解」
Spidroin profiling of cribellate spiders provides insight into the evolution of spider prey capture strategies.” Sci Rep. 2020 Sep 24.
小泉敬彦 (日本大学、助手)
「絶滅危惧樹木集団における外生菌根菌の近親交配とその共生機能の解明」
<50万円助成>
片野俊也 (東京海洋大学、准教授)
「東京湾で頻発するSkeletonema赤潮の分子生物学的手法を活用した種組成解析およびそれを通じた新しい赤潮発達プロセスの提示」
秋田佳恵 (日本女子大学、助教)
「葉表皮細胞の形態形成初期における膜交通の電子顕微鏡解析」
“Ultrastructural characterization of microlipophagy induced by the interaction of vacuoles and lipid bodies around generative and sperm cells in Arabidopsis pollen. ” Protoplasma. 2020 Sep 23.
日本植物形態学会第32回総会・大会 奨励賞受賞
長井和哉 (岩手大学、技術専門職員)
「リュウキュウツミの移動追跡と遺伝的特性の解析」
“Genetic Structure in Japanese and Thai Populations of the Japanese Sparrowhawk Accipiter gularis.” Zoolog Sci. 2020 Jun
信澤岳(広島大学、助教)
「ソテツ葉の表層脂質解析から「生きた化石」の環境適合力を紐解く」
成田隆明 (千葉工業大学、助教)
「生物多様性の鍵を握る表現型可塑性の分子基盤解明を目指した新規実験モデル系の確立と研究」
漆谷博志 (会津大学短期大学部、准教授)
「軟体動物・イボニシの核内受容体遺伝子を用いた機能解析および新規内分泌機構の解明」

*2018年度採択課題:
<100万円助成>
田邉晶史(龍谷大学、博士研究員 > 2019年4月より京都大学、博士研究員 > 2019年11月より東北大学、助教)
「奄美大島の淡水魚類相の網羅的把握」
指村奈穗子(琉球大学、博士研究員)
「西表島の希少植物コニシハイノキの生育状況の把握と、近縁種との生育環境比較による種分化プロセスの推定」
浅利裕伸(帯広畜産大学、特任講師)
「奄美大島に生息する未知のコウモリ2種の分布と生態の解明」
スティアマルガ デフィン(和歌山工業高等専門学校、准教授)
「SHELL MUSEOMICS 博物館収蔵標本の貝殻を用いる自然史研究」
<50万円助成>
宇高寛子(京都大学、助教)
「在来種ヤマナメクジ種群の分類学的基盤の確立」
井上侑哉(服部植物研究所、博士研究員 > 2019年5月より広島大学、助教)
「分子情報を用いた日本産センボンゴケ科の分類学的再検討」
稗田雄三(福山大学、助教)
「カルバゾール構造を鍵とする抗酸化物質の創出」
小口太一(筑波大学、助教)
「木質バイオマスの資源価値向上を目指した植物デザインの検討」
芳田剛(東京医科歯科大学、助教)
「霊長類動物の抗ウイルスタンパク質における種間相違とそれらの進化を規定した要因」
“Vpu of a Simian Immunodeficiency Virus Isolated from Greater Spot-Nosed Monkey Antagonizes Human BST-2 via Two AxxxxxxxW Motifs.” J Virol. 2020 Jan 6;94(2).
古水千尋(熊本大学、特任助教)
「コケ植物苔類の胞子体の弾子細胞:植物の運動・発生・進化の新モデル系の確立と研究」
“Insight into early diversification of leucine-rich repeat receptor-like kinases provided by the sequenced moss and hornwort genomes” Plant Mol Biol. 2021 Jan 3.

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